ゴム加硫接着
金属などとゴムとの加硫接着技術
加硫接着とは金属表面にプライマーを被膜してプライマー表面にゴム用接着剤を塗布後に生ゴムと同時に金属を金型内部へ充填し加熱する事で化学反応を起し分子どうしが架橋し強い衝撃にも耐えうる強度が得られます。
弊社では、さまざまな金属などと色々なゴム材質との加硫接着を行っております。
架橋例
アクリロニトリル・ブタジエンゴム
略称はNBR。アクリロニトリル・ブタジエンゴムも共重合ゴムである。ニトリル基 R-C≡N の極性のため、耐油性が高い。(一般に、油は無極性であるので、極性の高い分子とは混じりにくい。)
シリコーンゴム
つぎに述べるシリコーンゴムのように、炭素原子以外が骨格になっているゴムもある。
ジクロロジメチルシランを加水分解すると、ケイ素を含む重合体のポリメチルシロキサンが得られる。
これの架橋に、架橋剤として過酸化ベンゾイルなどの過酸化物の架橋剤を用いて架橋をすると、(-C-C-)といった架橋結合をもったシリコーンゴムが得られる。
シリコーンゴムの架橋には硫黄は用いない。
付加重合による重合とは違い、シリコーンゴムは二重結合を持たないので、大気中の酸素による二重結合の酸化による劣化が少ないので、酸化しづらく耐久性などの性質が優れる。
なお、過酸化ベンゾイルは、非常に酸化能力が強く、危険物であり取扱いには注意が必要であり、消防法による危険物としての適用を受ける。